Windows 9ビルドが流出、スタートメニュー復活、デスクトップ上でメトロアプリ動作

Windows 9ビルドが流出、スタートメニュー復活、デスクトップ上でメトロアプリ動作

この数日間にわたり、Windows 9 (Threshold)の初期ビルドのスクリーンショットが流出している。最も注目すべきは、4月のBuild conferenceで発表された復活したスタートメニューが含まれていることだ。別のスクリーンショットには、デスクトップ上でメトロアプリがウインドウ起動しているのが分かる。この流出したスタートメニューは4月に発表されたものと同一に見えるが、スタートメニューのメトロ部分は現在のWindows 8と同じようにカスタマイズされているところが違っている。
この混在したスタートメニューはbuild 9788で、7月4日にコンパイルされた。build 9788のISOはまだ流出していないが、このビルドはMicrosoftに実際に存在していると思われるが、新しいWindows NT 6.4カーネルかもしれない(完全なバージョンは6.4.9788)。このスクリーンショットにはWindows8.1Proのウォーターマークが入っているが、Windowsの初期ビルドには珍しいことではない。これが本物であるならば、次バージョンのWindows NTカーネルで、Windows 9 (Threshold)かWindows 8.2の初期ビルドの可能性が高い。
流出したWindows 9 build 9788スクリーンショット、混在したスクリーンショットが復活している
復活したスタートメニューはかなり平凡で、4月のMicrosoftのスタートメニューデモと同じだ。スタートメニューの左部分はWindows 7のものと同じように見え、右部分は小さいスタートスクリーンに似ている。スタートメニューはどの程度カスタマイズできるかの情報はないが、おそらくライブタイルの移動、サイズ変更くらいはできるだろう。多くの人々はむしろWindows 7スタートメニューの右側に、強制的にライブタイルを保持することも驚かないと思う(Microsoftは全てのOSに対して未だにメトロUXで統一しようとしている)。
流出したWindows9 build 9788のスクリーンショット、PC設定のメトロアプリがデスクトップ上でウインドウ表示されているのが分かる
他のスクリーンショットでは、メトロPC設定(コントロールパネル)がデスクトップでウインドウで動いているのが分かる。私の考えでは、スタートメニューの復活よりもはるかに重要な変更だと思う。この変更は、実際にはメトロアプリを避けるのではなくマウス・キーボードユーザーへの対応だと考えられる(MicrosoftはWindows 9のメトロアプリでキーボードショートカットが使われることが増えると想定している)。
そしてこれは待望のデスクトップの何もないbuild 9788(Windows 9?)のスクリーンショット
Thresholdと呼ばれるWindows 9は2015年春にリリース予定で、おそらく次のビルド会見で発表されるだろう。最近では複数のSKU(バージョン)に分けられると予想されており、少なくとも一つのSKUではマウスとキーボードでの使用がメインになるだろう。おそらくこのバージョンはデフォルトでデスクトップで起動し、メトロアプリはウインドウ表示されるだろう。そして、Windows、Windows Phone、Xboxでの統一したエクスペリエンスは継続されるだろうが、Microsoftの公式情報が発表されるまでは憶測する必要はない。
2015年まで公式なスタートメニューが待てないならば、それまでサードパーティ製の優れたスタートメニューを使用しよう。

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